台湾生活日記(6) (2021年2月3日) 春節前の寺参り

今年は陰暦のお正月が2月12日なので、前後の時期はお寺にお参りする方がとても多いそうです。

ということで、有名なお寺に行ってみたい!でも人込みは避けたい!ということで、平日の午後に台中大甲區の大甲鎮瀾宮に行ってきました。

 

台鉄の台中駅からは約1時間。三井アウトレットパークがある台中港を通り過ぎてすぐが大甲駅です。

 

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大甲鎮瀾宮は駅前の通りをまっすぐ歩いて5分ほどで到着します。

平日の午後だったのでまだやってませんでしたが、道の両脇には出店が多く、平日夜や土日はお参り客でごった返すそうです。

 

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こちらが大甲鎮瀾宮。

「媽祖」という航海の神様を奉る寺です。台湾には媽祖を奉る寺は500ほどあるそうですが、そのなかでもこちらは200年の歴史を持つ有名な場所です。

 

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寺の前には今年の干支の牛など、めでたいものが鮮やかに展示されていますね。

台湾の寺は日本よりも鮮やかな色使いが多くて、見ていても圧倒されます。

 

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平日とはいえ、結構な数の参拝客の皆さん。

ちなみに台湾のお寺は右の入口から入って左の出口から出てくるのが正規ルート

スタッフさんに検温してもらい、私たちも右から中に入ります。


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中央の天井には正月に備えて牛の飾りがつけられている最中でした。

他にも柱の朱色を塗りなおしていたり、正月のお供え物を運び入れていたり、春節期間に向けて着々と準備を進めている様子。

入口にもありましたが、金の牛、かっこいいですね!

 

あとこれは余談ですが、中国語には牛を3つ書いて「犇」という漢字があります。

「早く走る」という意味だそうですが、この字を使った丑年ならではのめでたい言葉に、「犇向幸福」「財運犇騰」などがあるとか。

「騰」は「上がる」の意味なので、どちらも幸運や財運が近づいたり上昇したり、良いことがありそうな言葉ですね。

 

正月の挨拶として「新年快樂!」(新年おめでとう!)がよく言われますが、「犇向幸福」「財運犇騰」あたりの言葉も自信満々に発音できるようになりたいです。次の丑年までには…遠いか…。

 

さて、私たちもお香を立ててちょっと早い(日本基準でいえば遅い?)お参りを済ませました。

小腹がすいていたので軽く小吃をつまみつつ、大甲特産の芋頭(タロイモ。よく豆花のトッピングなどで見かけます)のお菓子を買ったり店を眺めたりしながら、合計2時間半ほど滞在しました。

 

大甲鎮瀾宮自体はそれほど大きな建物ではないので、お参りはそんなに時間かからずできると思います。

写真撮り忘れましたが、中の彫刻も壮観だったので、お寺好きで大甲に行ってみたいなぁという方がいらっしゃればぜひ造形美もご堪能下さい。

 

コロナで大変な1年でしたが、今年はよいニュースが多い年になることを祈ります。

それでは、新年快樂!犇向幸福!財運犇騰!