台湾生活日記(4) (2020年10月8日) ラピュタ好きにオススメ!台南の安平樹屋
今回は、まるでラピュタの世界みたいと評判の、台南の安平樹屋をご紹介します。
台鐵台南駅のバス乗り場から2番のバスに乗って海側へ約40分。安平古堡のバス停で降り、5分ほど歩くと到着します。
チケット売り場と入口はこんな感じ。安平古堡前の通りから1本入ったところで、周りは静かな場所です。入り口から椰子の木がお出迎えしてくれて、とっても南国な雰囲気。入場料は大人が50元(約180円)、子供が25元です。
ちなみに今はコロナの影響で、入場者は検温したあと1グループにつき1枚、連絡先を書いて提出する必要があります。もし感染者が出た場合、濃厚接触に当たる人には連絡がいくんでしょうね。台湾内ではここ数か月感染例がないので、無事我が家にもそんな連絡は来ずにすみましたが。
さて、安平樹屋についてですが、ここは元々イギリスの商社の倉庫だったものが日本の製塩会社に渡り、その会社が撤退してからはずっと放置されていたものだそうです。ここが何で有名かというと、
70年かけてレンガ造りの建物を飲み込んで成長した、ガジュマルの樹々が有名なんです。敷地内には入ってすぐに歴史資料館があり、さらに奥に進むと安平樹屋の入口が見えてきます。遠目からでも目立つ大きな木の根っこ。レンガの隙間に力強く根を張っていて、すごい生命力です。
中に入ってみると、
倉庫だった建物はもう壁や柱しか残っておらず、鉄骨で支えられている状態ですが、その間に青々と樹々が生えています。
行く前は正直、「倉庫といってもたぶん狭くて、あっという間に見終わるんだろうなー」と思ってたんですが、意外にも中が広い。足元も歩きやすいようにしっかり補強されているうえ、きちんと上からも眺められるように歩廊が設置されています。
歩廊に上ると、手の触れる距離で鮮やかな緑色の葉を見ることができます。苔むした廃墟の上の、熱帯の樹々の逞しさ。
もうこれなんて、屋根の上の木が立派すぎてよくバランス保ってるなぁという感じ。ちなみに、あまり人が映っていませんが、実際は台湾人の観光客が結構多かったです。家族連れやカップルが多い印象でした。台南の中心部からはすこし離れますが、週末の観光スポットにはちょうど良い場所なんでしょうね。
30分ほどぐるっと回って、ひたすら写真を撮りまくり。もっと見ていたかったのですが、いかんせん日差しが強すぎる…。汗がひどかったので、1周したところで日陰を求めて移動しました。
すぐ脇には、ソフトクリームや冷たいお茶が楽しめるカフェもありました。この店の本店は台南でも有名なソフトクリームのお店らしく、100種類のフレーバーを日替わりで出しているとか。甘すぎずすっきりした甘味で台南の若者に大人気だそうです。日本でも2018年に三軒茶屋でお店を出したと店先に書いてありました。
(ただ調べてみたら三軒茶屋は残念ながら閉店したようです…。今はニュウマン横浜、ルミネ池袋、御殿場プレミアムアウトレットに出店しているようなので、お興味のある方はぜひどうぞ。↓のURLがお店の公式HPです。)
ここのカフェはお店の方がにこやかで、つい長居したくなるような素敵な雰囲気でした。
また、樹屋の隣にはきれいな土産物ショップもありました。メイドイン台湾の雑貨がいっぱい。林百貨店といい、台湾の雑貨は洗練されていておしゃれですね。
台南の長い歴史を感じることができる安平樹屋。台南に行かれる際にはぜひ行ってみて下さい。
旅行日:8月30日
安平樹屋:営業時間 8:30~17:30
定休日:なし
☆台南観光の前回記事はこちらから。