海外旅行で忘れられない出来事(3):トルコ・イスタンブール編

トルコ・イスタンブール

トルコのイスタンブールで色々なフェリーを利用していたら、一度間違ったフェリーに乗ってしまい、目的地とは全く違うフェリー港に着いてしまいました。乗って暫くして船の進む方向がおかしいことに気がついたのですが、途中下船は出来ませんし、時間も十分に有ったのでそのまま最後まで乗りました。

f:id:zeitrium-editor:20190819222331j:plain

イスタンブールのフェリーの上で

着いた場所はBeşiktaş(ベシュキタシュ)と言うフェリーターミナルでした。下記の地図は本来行きたかったルートAと間違えて乗ったフェリーのルートBを示しています。因みにルートAはヨーロッパ側からアジア側に移動するルートです。乗ったフェリーターミナルの名前は読めませんが”Hazerfen Ahmet Çelebi İskelesi”と言います。後で調べてみるとこのフェリーターミナルにはAルートの運航はありませんでした。フェリーターミナルでは係員によるチケットとフェリーの照合作業はありません。フェリーが到着すると係員さんが”何々行きー!”と大声で言うだけで、間違えずに乗るのは乗客の責任です。

f:id:zeitrium-editor:20190818140857j:plain

 着いてしまったものは仕様が無いので、フェリーを降りて散策することにしました。フェリー乗り場近くにはトルコアイスの屋台も出てました。旅行先の地図を集めるのが趣味なので、たまたま目に留まった書店に入りました。店主さんらしき人に「地図はありませんか」と言ったら、「ここは地図は置いてない。地図なら、あそこに行けば貰えるよ」と教えてくれました。敢えて個人情報に関わるので、具体的な場所は明示できませんが、その場所に行って、「地図はありますか?」と言うと、立派な観光地図をタダでくれました。

地図の裏面には観光スポットの説明がQRコード付きで書かれていて非常に便利です。写真を撮影する際、照明ほの光が反射して光ってしまいました。見辛くてすみません。

f:id:zeitrium-editor:20190818143232j:plain

オモテ面は地図になっています。広げるとかなりの大きさになります。光沢のある上質の紙に印刷されていて、有料の地図以上のクオリティでタダとは思えない出来栄えの地図です。

f:id:zeitrium-editor:20190818143250j:plain

さて、地図を貰って帰ろうとしたら、そのおじさんが「何処から来たの?」と聞くので、「日本です」と答えました。すると、そのおじさんが「此処には日本語が話せる人が居るけど話してみる?」と聞いてきました。これは面白いなと思って「はい、お願いします」と答えると、その人が仕事している部屋に案内してくれました。

その人はトルコ人ですが、本当に日本語が話せて、かなり流暢でした。「椅子にどうぞ」と言われ、1時間程度、色々な話をして楽しかったです。話の内容は、東京の大学でトルコ語を教えていた時のこと、トルコ語と日本語は文法が似ていること、トルコの観光に適した季節、トルコでしか食べられない果物のこと(これは私から質問しました)等です。

トルコ旅行については夏だけはヤメといた方が良と言われました。その人曰く「トルコ人の私でも、夏場は暑くて汗をかくので、毎日、職場に替えのシャツを持ってきているくらいだ。日本人には厳しい」と。これは参考になりました。その時は6月でしたが、その時でも暑かったですし、真っ赤に日焼けするぐらい日差しが強かったです。確かに夏は凄そうです。

長い間日本語を話していなかったので、時々、分からなくなると言っていました。「いつトルコを離れるのか?」と聞かれ、明日と答えると、一般的にどうやったら空港まで安く行けるかを説明してくれましたが、飛行機が朝早いと伝えると、「その場合はタクシーしかない」とのこと。そして、「あなたがタクシーでぼったくられないようにメモを書いてあげる」と言い、トルコ語でメモを書いてくれました。そして「このメモをタクシーの運転手に見せなさい、そうすれば正規の料金で空港まで行けるから」と言ってメモをくれました。そのメモは今でも大事に保管しています。ただし、そこに何が書かれているのかは未だに謎です。

関連記事


©︎www.beta-centauri.site 

本ブログの文章及び写真の著作権は本サイトwww.beta-centauri.siteに帰属し、これらの無断転載及び無断利用を禁じます。