ウクライナ国際航空(UIA) PS752便の墜落事故 第4報 証拠ビデオからイランのミサイル発射地点を特定か

2020年1月8日にウクライナ国際航空 Ukrainian International Airlines UIAのPS 752便(Boeing 737-800)がテヘラン近郊に墜落した事故に関する最新情報です。

ラジオ・フリー・ヨーロッパの最新報道(2019年1月10日) 

ラジオ・フリー・ヨーロッパが1月10日に報道した墜落事故に関する最新記事は以下のとおりです。

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copyright 2020 Radio Free Europe

記事本文

1月8日テヘランから飛び立ったウクライナ航空機の最後の数秒を捉えたビデオは墜落原因が機械的な不具合が墜落原因とするイランの説明とは矛盾する。ニュース調査機関べリングキャットの研究者が「このビデオが本物であり、何故ミサイルが旅客機を撃墜したと信じているのか」について説明している。

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このビデオは1月8日にテヘラン近郊でウクライナの旅客機を撃墜撃するミサイルを捉えています。これはイランの当局者が主張する墜落が機械的エラーによるものではなかった証拠として引用されています。 176人全員が死亡しました。べリングキャットの調査ジャーナリストはオープンソースの技術を利用し、このビデオのキーポイントを検証しました 

(copyright 2020 Radio Free Europe)

(以下はビデオ内のキャプションと音声の翻訳です)

数学的に地理的位置が合致するという理由によってビデオが本物であることを高い確度で示すことが出来ました。

べリングキャットはビデオはテヘラン空港の西にあるParand郊外で撮影されたと言います。

ビデオ撮影者の角度から見える建物と完全かつ自然に一致する場所を特定出来ました。

べリングキャットは一発目のミサイル攻撃または爆発によってビデオ撮影者が変わった可能性があると考えています。

理屈はこうです。我々は誰かが最初のミサイルの衝撃を聞いたか見たかして(彼らの注意を引いたのが視覚的な爆発であろうと、その音によるものであろうと)ビデオ撮影を開始したと思います。

ミサイルは左側から来ているのが見えます。数秒後:閃光。損傷した飛行機が空から落ちてゆきます。

従って、私は90%以上の確率でミサイルはビデオが撮影された場所から発射されたと確信しています。そして、このミサイル攻撃の衝撃から逃れられる距離にある唯一の場所は、長い間使用されてきた「イランの秘密のテストミサイル発射基地」として既に公表されている基地内にあります。

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イランのロシア製Torミサイルシステム copyright 2020 Radio Free Europe

イラン当局による隠蔽の懸念がある。

私たちが昨日見たのは、証拠となる残骸をブルドーザーが片付けているところでした。この残骸は全ての調査員が到着し、調査を出来る様にそのままの状態にしておかなければなりません。しかし、飛行機の残骸は元の場所から除去されブルドーザーで大きな残骸の山に積み上げられるか、押し込まれていました。

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