台湾生活日記(2) (2020年9月16日)台湾の古都、台南。ノスタルジックな林百貨店。
ご無沙汰になってしまいました。めこです。
今回は台南と高雄を旅行してきたので、まず台南についてご紹介したいと思います。
台南までのアクセスは、HSR(台湾新幹線)でも台鐵(台湾鉄道)でもどちらでもOKです。
ただHSRの台南駅は見どころの多い台南中心地からは離れているので、最後は沙崙駅(HSR台南駅に直結)から台鐵の在来線に乗り換えて台鐵台南駅へ移動する必要があります。
台中からだと、
①新幹線(約45分~1時間)650NT$ + 台鐵在来線(約20分) 値段忘れましたが安かったです
②台鐵特急(約2時間)約390NT$
の2ルートとなりますね。
もし台北から行く場合には、
①新幹線(約1時間45分~2時間) 1350NT$ + 台鐵在来線(約20分)
②台鐵特急(約3時間)約740NT$
でしょうか。
時間を取るか、お金を取るか、ですが、もし時間があるならば台鐵で沿線景色を眺めながら行くのもいいですね。乗り換えなしですし。
余談ですが台鐵特急はかなり冷房が効いているときがあります。
真夏なのに寒すぎてウルトラライトダウン着込んだ経験があるので、念のため防寒の上着があるといいと思います。
さて本題。
台南は台湾の古都といわれ、日本統治時代の建物がそのまま残っています。
そのひとつである林百貨店は、台南駅からバスに乗って大通を南西に10分ほど進んだ場所にあります。
日本人の実業家、林方一さんが1932年に創業した林百貨店。
このころから、喫茶やレコードやファッションの流行が始まり、台湾の近代的な文化が一気に花開いたようです。
ちなみに、台湾初のエレベーターは林百貨店の中に取り付けられました。
いまはもう動いていませんが、屋内に展示はされていますよ。
そしていまこの百貨店は、建物は90年前のまま、中身をリノベーションして台湾雑貨やスイーツ、喫茶店などが入ったおしゃれな施設になっています。
1Fの台湾スイーツフロアがめっちゃ可愛い。
また、3F、4Fには台湾の作家さんたちのユニークな作品がたくさん置かれています。
上はボポモフォ(台湾の発音記号)のアップリケ、下は台湾の昔の学校の名前が入ったかばんやタオルなど。
品数がとても多いので、ぐるりと見て歩くだけでもとても楽しく過ごせそうです。
4Fには喫茶店も入ってるので、疲れたらここで冷たい台湾茶を飲みながら一休みするのもよし。
窓際の席からは、台南の大通りを見下ろすことができます。
そういえばたまたま期間限定でキティちゃんがコラボしていたみたいで、4Fのフロアの一部がキティちゃんの学校仕様になってました。可愛い。
百貨店の屋上には、当時産業の守神として祀られていた神社がいまも残っています。
この付近は第二次世界大戦中に激しい空爆を受けたそうで、鳥居の周辺にはいまもその時の爆撃の跡が残されています。
本当に、歴史をいまに残す建物ですね。
ちなみに夜は建物がライトアップされるので、夜もお時間があればぜひ目の前の交差点から建物を眺めて見てください。
こんな感じで、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を味わうことができると思います。
日本統治時代の歴史を感じながらいまの台湾の若者文化を知ることができる。
そんな素敵な林百貨店でした。
旅行時期:2020年8月29日
※2019年に行った台南の過去記事はこちらから。