台湾情報(2020年9月4日)台湾・台北〜チェコ ・プラハ直行便の新規運行について
現在、コロナウイルスの関係で多くの国が観光客の受け入れを制限しています。そのため、東欧に行く便が極めて限られており、良くご紹介しているウクライナに行こうとすると、現時点では成田からロシア経由、トルコ経由、或いはドーハ経由というような限られた空路しか選択の余地がありません。
更に、米中関係、欧州と中国との関係悪化により中国経由の欧州行きの航空便についても今後、コロナウイルス問題がなくなった後でも、多くの中国経由便が削減されかねない状況も想像できます。また、香港国安法の問題同様、中国という国の危険性を考慮すると、あくまで個人的な意見ですが、今後、中国、香港、上海、天津などの中国経由の便は利用したくないのが本音です。
こう言った状況の中、明るいニュースがありましたので、ご紹介します。
2020年9月4日、台湾訪問中のチェコ 訪問団に同行しているプラハ市長のMiloš Vystrčil氏がメディア会見を行いました。この会見の中で、市長は下記の話をしました。
1. ムハ(アルホンス・ミュシャ)展覧会
コロナ収束後、来年の夏には台湾でチェコ の有名な画家、ムハの展覧会を開催します。この展覧会ではこれまで未公開の作品を含む250点の作品が展示されます。50の未公開のドローイングが2011年に開催された28万人が訪れました。
2. プラハ・フィルハーモニー・オーケストラ・コンサートの開催
2021年10月に下記スケジュールでスメタナの作品、ドボルザークの新世界などの曲を演奏するとのことです。
高雄:10月8日、台中:10月9日、台北:10月10日
プラハ・フィルハーモニー・オーケストラのHP:https://www.praguephilharmonic.com/
3. プラハー台北間の直行便運行
チャイナエアラインと協議し、コロナ問題が収束した後には、速やかに台北ープラハ間の長距離直行便の運行を開始することを決定した。
上記の内、注目されるのはやはりプラハー台北間の直航便でしょう。台北で美味しいものを食べて一休みした後、プラハに向かうというのも魅力的です。
プラハは欧州でも人気のある観光国で西欧、東欧各国と多くの航空路線があります。従って、一度プラハについてしまえば、プラハ経由でどこの国でもに行くことが可能になります。また、プラハに行かれたことがない方はプラハ観光自体も非常に魅力的です。
本記事の最初に書きましたが、現在ウクライナ路線は非常に限られているため、台湾→チェコ→ウクライナという旅行経路が可能となるのは大きいです。これら3国は観光地として何も魅力的な国で、料理も美味しいという共通点があります。
今後、この航空路線の運行開始に関するニュースには注目していきたいところです。