ウクライナ旅行[106] 今回のキエフ旅行の過程で出会った人々2(2019年10月)

アルマトイで出会った中国人男性二人

中国人のLiu(リュウではなく、リョウと発音します)さんとアルマトイの空港で知り合いました。ウクライナキエフカザフスタンアルマトイ→中国・北京→日本のルートで帰国する際、キエフからアルマトイ行きの私と同じ便に乗っていたようです。この飛行機(アスタナ航空)の出発が遅延したため、アルマトイから北京行きの便が欠航になってしまいました。それで、北京行きに乗る予定だったウクライナ人、中国人と私(日本人は私一人)たちが、アルマトイ空港で足止めされてしまいました。

空港内にあるアスタナ航空の窓口で今後の予定について説明を受けました。どうやら、翌日の同時刻の便に乗ることになるようです。その便の航空券を受けるため待っていた際に、このリョウさんと一緒にいたロシア語ペラペラのおじいちゃんが私に中国語で何か言いました。よく聞こえなかったのですが、リョウさんが「この人は日本人だよ」と言うのが聞こえました。そこで「中国語わかりますよ」と言ったのがきっかけで仲良くなりました。

結局その日は航空会社が予約してくれたアルマティ市内のホテル(Mildom)に宿泊することになったのですが、航空会社が手配してくれた車(タクシーではなく、助手席に携帯をいじっている女性が乗った若い男性の車。おそらくキャビンアテンダントの兄弟?)に上記の中国人2人と私3人が乗り込み、ホテルに向かいました。

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Mildomホテル前のパーキング

車中で色々話をしましたが、「最近、北京の大興国際空港を見てきた」と言うと、「エーもう行ったの?私はまだ行ったことがないよ。印象はどうだった?AIが使われているらしいけど」と聞かれました。正直、見て来ただけなので、AIが使われている場所がどこか分からなかったので、「凄く綺麗で未来的な空港だった。ただ、まだ開いてない店も多いですよ」と答えました。(北京大興国際空港に行った際の記事はこちら)

翌日、空港で当然ながら、再度顔を合わせたので、また、色々と話をしました。彼は「アルマトイのパスポート・コントロールは何故こんなに時間がかかるのか?一体何の作業をしているのか?あなたもそう思わないか?」と不平を言ってきました。確かに、一人当たりにかける時間がやけに長いとは思いました。彼は「私は仕事してますよと言うところを見せようとしているんじゃないか」とも言っていました。

「今日はあなた仕事は無いんですか?」と聞くと、「勿論ありますよ!でも、会社にメールして終わりです。」と言う。そこで、「この時期にどうやって休みを取ったんですか?」と聞いてみた。すると「中国では国慶節の時期は皆が旅行に行くので飛行機が非常に高い。そこで、国慶節が終わった直後の飛行機代が安いこの時期を狙って旅行に行くため、予め、仕事の段取りをして部下に指示しておきました。」と言う。そこで、「そんなことが可能なんですか?」と聞くと、「出来ます。出来ます。」とのこと。中国ってそんなに仕事がフレキシブルなのかと羨ましく思いました。まあ、全ての人がそう言うことが出来るわけでも無いんでしょうけど。

「今日はアルマトイで何してたんですか?」と聞いたら、「地元の青年に聞いて、カザフスタン料理のレストランに行ったんだけど」と言いながら、携帯で撮った料理の写真を見せながら解説してくれました。更に「これだけ食べて、〇〇ドルですよ。安いでしょう。すごくおいしいし」とかなり満足そうでした。さすが、中国人。食には目が無いです。彼とは飛行機に乗る前にメアド交換して、北京の空港の手荷物受け取り所で挨拶をして別れました。ロシア語ペラペラのおじいちゃんにも「さよなら」と挨拶して、別れました。

結局、予定していた北京→日本間の飛行機(エディハド航空)に乗れ無くなったのですが、アスタナ航空に文句を言っても無駄かなと思い、前日、夜にネットで新たに航空券を購入せざるを得ませんでした。最も安かったのは経由便で北京→青島→日本のルートで帰国しました。帰国後にリョウさんに遅延なく帰国できた旨、メールしたら、直ぐに返事がきました。今後、中国経由での旅行情報入手等に便利な人と知り合えて良かったです。

 

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