海外旅行：格安航空券(エコノミー席)の日程変更は可能です

格安航空券の日程と便の変更はできないのでしょうか？結論から言えば、それは「可能」です。ただし、どう購入するかによります。

f:id:zeitrium-editor:20200102132008j:plain — デュッセルドルフにて

オンラインチケットサイト
- SKYTICKET
- ena travel
格安航空券について
エコノミー航空券の購入方法
実例
日程変更可否の重要性
まとめ

先ず、オンラインチケットサイトの規定から見ていきましょう。

オンラインチケットサイト

格安航空券を購入する際に注意しなければならないのは、キャンセル、変更が出来ないということではないでしょうか。例えば、スカイチケット、ena トラベルの規定はどうなっているのでしょうか？

SKYTICKET

サイトで「海外航空券のキャンセル・変更手続きについて」という項目にある「変更について」の規定を要約すると下記のようになります。

基本的に支払い後の変更は不可。支払い前は変更ではなく予約取直し。支払い後は基本的に変更不可となっています。

ena travel

予約後の日程変更は不可。予約をキャンセルし再予約となる。

つまり、結論として両社とも規定により購入後は日程は変更できないということです。

格安航空券について

格安航空券だから当然だと思われるでしょうが、少し待ってください。先ず、「格安航空券」という名前ですが、現実には「格安航空券」というのは基本的に存在していません。安い航空券はゼロではありませんが、格安ではなく、少し安い航空券という程度のものです。この辺りの事情は下記記事を参照ください。

つまり、航空券はオンライン・チケットサイトで買っても、航空会社から直接買っても基本的に価格差はありません。逆に航空会社から買った方が安い場合が多いです。

エコノミー航空券の購入方法

上記で説明しましたが再度書きます。オンライン・チケットサイト（OTS）は航空券を売りたいので、航空券が本当に格安だった頃の「格安」という言葉を、格安航空券が基本的に無くなった現在でも使い続けているに過ぎないのです。これは、実際に、オンラインサイトと航空会社の航空券の価格を比較して頂ければ分かって頂けると思います。

上記の理由によって、航空券を買う際、OTSと航空会社のどちらから買うのがよいのでしょうか？答えは明白で、航空会社から直接購入するのがベストなのです。その理由が今回の記事タイトルと直接関係してきます。それは、OTSでは変更が不可能なのに対し、航空会社から直接購入した場合、比較的少額で日程変更が可能だということです。

ただし、航空会社によって規定が異なる場合があるので、各航空会社の規定を予め確認しておくことが重要です。

実例

今回、GWの北京行きの航空券を購入しました。先ず、OTSで、どのようなフライトがあるか確認したところ中国東方航空の航空券が最も安いことが分かりました。そこで、中国東方航空のサイトへ移動し、セントレア（中部国際空港）発ー北京行きの往復航空券（エコノミー席）を購入しました。結果的に同じ航空券をOTSよりも2000円ほど安く購入出来ました。

さて、この航空券についての規定を見てみましょう。下記の規定では中国東方航空であれば、変更手数料を5,000円払えば日程変更が可能であることがわかります。

下記の表の下側にある注意事項を読んでみましょう。例えば、30,000円の航空券を買って、変更後の航空券が33,000円であれば3,000円の追加費用が発生します。例えば、搭乗日を一日後にずらす場合、航空券が同じ価格の場合、追加費用は発生しないのです。更に、払戻しも1万円で可能です。

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日程変更可否の重要性

何故、変更可能なことが重要なのでしょう。私は昨年、一回の旅行の最中、飛行機の欠航（翌日の同じ便に変更された）、遅延（３時間）により乗り継ぎが不可能になった経験をしました。

遅延のケースは航空会社から直接航空券を購入していたので、航空会社のカウンターへ行って事情を説明したところ、すぐに、スムーズに乗り継げるように無料で便を変更してくれました。一方、欠航の件についてはOTSから購入していたため、どうしようも無かったので、携帯電話を使って買い直すことになってしまいました。もし、両方とも航空会社から直接買っていたら費用を大幅に削減できたでしょう。

この経験以降、私は、全ての航空券は航空会社から直接買うことにしています。何もトラブルがなければどこから買っても良いのですが、トラブルが起こった場合には、どこから航空券を買うかがその後の旅行に決定的な違いを起こしてしまいます。