ウクライナ国際航空(UIA) PS752便の墜落事故 第6報 ウクライナは既にミサイルの証拠を持っていた

2020年1月8日にウクライナ国際航空 Ukrainian International Airlines UIAのPS 752便(Boeing 737-800)がテヘラン近郊に墜落した事故に関する最新情報です。

UNIANの報道(2020年1月11日)

PS752墜落:新たなビデオがミサイル発射の瞬間を示す

ジャーナリストのクリスチャン・トリエベールは「このCCTVのビデオが北東部パランドのイラン防空システムによるミサイル発射を示しているように見える。ミサイルが旅客機に命中した我々が考えている位置から、発射位置を地理的に特定した。ビデオの日付は正しいが、おそらく設定の関係で時刻はズレている。」とツイートした。

 

(右の写真で)明るい領域がカメラの視野を示す。中央の線はミサイル発射場所の方向を示す。その線は知られているおおよそ5.7キロ先の軍事施設を通る。

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PS752墜落:ウクライナはイランの声明に先立ちミサイル攻撃の証拠を持っていた

ダニロフはイランが事実を否定する術が無いことに気がついたのだと考えている。

ウクライナ国家安全保障防衛会議長官のオレクセイ・ダニロフはBBCに以下のように語った。

イラン側が事実を認める声明を出す前に、ウクライナ側がUIA旅客機の撃墜の証拠を持っていた。これがイランがPS752便の撃墜を認めることを理由だ。私はイランが、ウクライナ側が既に証拠を持っているため、このことをもはや否定出来ないことを理解したのだと思う。

ウクライナ大統領府が公表した写真にはミサイルの破片がコックピットを貫通した複数の点が写っている。これらはミサイルが命中した際に出来た穴です。現時点でミサイルの種類が何なのか言えませんが、我々はその製品名を分かっています。

UNIANが本日報道したように、1月11日、イランのハサーン・ロウハニ大統領はウクライナ旅客機を人為的ミスにより非意図的に撃墜したことを公式に認めた。ロウハニ大統領は本事件に関して誠実に対応することを約束した。

 

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