台湾旅行[65](2020年2月24日)台湾旅行を予定されている方へ 台湾疾病管理署が「全国重度特殊伝染性肺炎症例及び国外感染症例の地理分布図」を発表 改訂2版(確診者数の経時変化を追記)

台湾旅行に行かれる方へ

新型コロナウイルス流行前に、既に台湾旅行を決定していた方、また、これから台湾旅行に行こうとしておられる方は、下記の記事を参考にしてみて下さい。

台湾はSARSの防疫に以前失敗した経験を活かし、日本よりも寧ろ新型コロナウイルスに対する対策が進んでいます。感染者の多くは完治しており、マスク不足も総統の指示で増産が始まり徐々に解消されつつあります。ただし、台湾から見ると日本は感染が台湾以上に多いという認識があって、日本から台湾に入国する際には、空港で健康に関する文書を記入・提出する必要があるようです。また、台湾の方に不安を与えないように、ホテルから出かける際はマスクをちゃんとするようにしたいものです。 

今回の発表を見る限り、台北、台中以外での感染者数は多くありませんが、飛行機内、空港、バス、公共交通機関などではマスクをした方が良いですし、アルコールティッシュコロナウイルスはアルコールで除菌できますが、アルコールで濡れた状態から、アルコールが乾燥するまで待つ必要があります)を携帯し、お金を触った後とか食事前には手を拭いたり、目を擦らない(目の傷から感染する)などの基本的なことを守っていれば安心して旅行出来ると思います。

もし、万が一体調が優れない(重度の倦怠感、発熱)がある場合には、直ぐに、台湾の病院に行くことをお勧めします。このような背景から、コロナウイルスの流行が止むまでは、治療費の問題を気にしなくても良いので旅行保険に入ることをお勧めします。

改訂部

下記のグラフは台湾に於ける確診患者数の推移を示したものです。横軸は週単位となっていて、始まりが2019年12月29日で、一週間毎の患者数を現在までプロットしたものです。ご覧の通り、確診者数はピークを超えて減少傾向にあります。

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記事概要

台湾全体における確診症例の分布図を公開! 北部の県・市の7症例が最多

新型コロナウイルスの流行が拡大し続けており、台湾の感染者数は現時点で累計が28症例となっている。その中で第24番目の確診例である北部在住の女性は2年間海外に出国しておらず、感染経路が未だ明確でないために争議を引き起こしている。

台北市長の柯文哲は「これまで、どの県・市(で確診患者が出ているか)を明らかにしておらず、台北市の生活圏のいる人が不安を覚えており、情報公開は透明である必要がある。このため、中央疫情指揮中心は28の確診病例の「全台湾分布図」を公表した。

疾管署(疾病管理署)は昨日、伝染病統計資料調査系統網のサイト上で「全国重度特殊伝染性肺炎症例及び国外感染症例の地理分布図」を発表した。台北(7)(台湾で最高)、新北市(5)、桃園(1)、台中(4)、彰化(5)、南投(2)、台南(1)、高雄(2)、宜蘭(1)の合計28例であることが示されました。

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中央流行疫情指揮センターの緊急対応官である莊人祥は、昨夜のインタビューで次のように説明した。

「ウェブサイトに掲載した資料の原本は各種の法廷伝染病の統計資料です。最近、彰化の1組の夫婦が確診判定を受けた際、彼らの居住地についてプライバシー保護に関する争議が起こったことから、中央流行疫情指揮センターはこの統計資料を非公開としました。しかし、確診数の増加に伴い、特定されるリスクが少ない県と市の比較のみを公開した。」

筆者補足

地図が小さいので補足しますと、上記の地図で緑色の場所は患者がいない所を示しています。濃い緑:0薄緑:1黄色(黄色):2(2)オレンジ:3赤:4−7となっています。見えにくいですが、離島は全て緑色で0です。東海岸は相対的に安全なようです。

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記事のsource:

地図のsource:

https://nidss.cdc.gov.tw/ch/NIDSS_DiseaseMap.aspx?dc=1&dt=5&disease=19CoV