ウクライナ旅行[33](2019年5月) キエフの観光スポット:マリア宮殿
名称:Mariyinsky Palace (Маріїнський Палац)
場所:vul. Mykhaila Hrushevskoho 5A, Kiev
ウクライナの迎賓館で、バルトロミオ・ラストラーニにより設計され、1744年から建設が始まり1752年に完成したバロック風の宮殿です。火災で一度焼失した後、アレクサンダー2世により1870年に再建されましたが、第二次大戦で被害を受けた後に補修され、その後も再度補修が行われています。
流石、国賓を迎えるだけあって見事な宮殿です。色使いも中間色で綺麗ですね。キエフの建物は教会を含めて、どれを見ても色使いが綺麗です。残念ながら内部は見られませんでした。それはそうですよね。迎賓館ですからね。日頃、観光客を内部に入れることはないですよね。立て看板に何か書いて有りましたが、意味がわからなかったので、通りかかったお姉さんに「これはどう言う意味ですか?」と聞くと「内部に入れないと言う意味です」と教えてくれました。
今、もう一度調べてみると「ウクライナ国家の保護下にあるオブジェクト」と言う意味らしい。つまり、教えてくれたのは単なる直訳ではなく、立て看板が意味する内容を教えてくれたと言うことですね。
小高い丘の上にあって、宮殿の前には公園があります。非常に静かな場所で、ジョギングをしている人、犬の散歩に来ている人がいますが、それほど人はいません。私が行った時には団体の観光客が一組だけ来ていました。
下の写真はマリア宮殿を背にして見える風景です。
公園内の道です。これはくだり坂。この道を歩いていくと公園の下の道路に出ます。
よく整備された公園でゴミひとつ落ちていませんでした。一休みするのに丁度いい場所だと思います。
公園内に咲いている日本では見かけない花が咲いていました。他にも日本では見かけない2種類の花を見ました。
公園内にある Leci Ukrainka の像。ウクライナに来るまで、この人が誰なのか知らなかったのですが、実は、ウクライナの200フリブニャ紙幣に描かれている超有名な詩人でした。外国人が日本の紙幣に書かれている人物が分からないのと同じ理屈です。今回は、彼女の他の銅像と博物館にも行ってきましたので、また、別の記事で紹介させていただきます。私は外国文学が昔から好きだったので、外国の作家は大抵知っているのですが、この人は聞いたことが有りませんでした。そんなに有名なら翻訳が出ているだろうと思い、米国アマゾンで調べると数冊見つかりました。イギリスと日本のアマゾンでは探しても見つかりません。特に日本では全く知られていないようです。正直、この銅像も顔が写真と違うので、台座に何も書かれていなければ誰の銅像か分からなかったと思います。
公園内にはもう一つ銅像があり、書いてある文字を見ると、アンナ・アフマトーワと書いてありました。帰国後調べてみると、ウクライナ出身の有名な詩人でした。
方向音痴まっくすの感想
宮殿内部が当然見られると思っていたのに非常に残念でした。
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