イスラエル〜ヨルダン編 4日目:エイラットから日帰りペトラツアー

シャロームケンシロウです。

 

前日、ツアー会社から下記メールが来ました

 Pick up will be from your location at 08:15-08:30.

生粋の日本人の私、くそまじめに8:15にホテル前で待つ

 

来ない・・・・・

 

海外あるあるなのでしばらく待つが、さすがに8:30過ぎて不安になって電話すると、今向かってるからあと5分くらいで着くよ!らしい。絶対5分ちゃうやろと思ってると案の定8:50にドライバー到着。しかも結局この車の乗客私一人。絶対遅刻確信犯。

 

この車でボーダーまで行き、降ろされる。

ここから一人でイスラエル出国。ヨルダン側へ。 

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よく見ると・・・

 

WE COME TO JORDAN ・・・

 

元々WELCOMEだったに違いないが、WE COMEでもいけるやん!て思ったんですかね。

それともイスラエル側にLを回収されてヨルダン人は気づいていないのか

 

このゲートを越えてガイドと他のツアーメンバーと合流。

今回のツアーはこれです。

https://www.booking-tours.com/tours/Petra-1-day-tour-from-Eilat-Adventure

10%OFFのプロモ適用で、ツアー代金 USD179

 +Border TAX USD65

 +Jordan VISA  USD75

ツアー代金には英語ガイド、ペトラ遺跡の入場料、ホテル~国境間の送迎、昼食代が含まれている。

遺跡入場料がヨルダン日帰り観光客の場合90 JOD≒13,500円するみたいなので、悪くないと思いますがどうなんでしょう。

入場料は下記参照

http://jp.visitjordan.com/Wheretogo/Petra/EntranceFees.aspx

 

ヨルダン入国はガイドがツアーメンバー一括でやってくれる。

無事入国。

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このボーダーです。

入国時、パスポートにスタンプが押されます。このスタンプで元々イスラエルに居たことが分かるので、“イスラエル渡航歴があると入国拒否する国”にはそのパスポートでは行けないことになります。

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ツアーのバンでペトラ遺跡へ向かう。

今回のツアーメンバーは、アメリカ人家族、ロシア人家族、ドイツ人夫婦、イスラエル人女性二人、メキシコ人カップル、そして私。バンの中でヨルダン人ガイドがツアーの流れやペトラ遺跡のうんちく、注意事項を言ってくれます。が、半分も聞き取れず。。

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砂漠の中をひた走る

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13時半にペトラ遺跡到着。ここが入ってすぐのビジターセンター。

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圏外です。

 

早速ガイドに付いて観光開始!

ペトラ遺跡は貿易により栄えたナバタイ王国の首都で、紀元前1世紀〜1世紀頃に最盛した。しかしその後貿易路が変わったこともあり、ペトラは没落し、7世紀には廃墟化していたらしい。忘れ去られた古代都市はその後、1812年にスイス人探検家により発見される。そのピンク色の岩肌から「バラ色の都市」と呼ばれているが、なによりインディ・ジョーンズのロケ地として有名ですね。見てないけど・・・

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シーク(峡谷)を抜ける

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これまたアンテロープキャニオンぽい

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馬車や馬が走っており、皆様の足腰をサポートいたします

そしてすきまからちらつくあれが・・・

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エル・ハズネ!!!

これぞペトラ!

別名宝物殿と呼ばれているが、公式パンフによるとこの建物の当時の用途は不明。建造年代は推定紀元前1世紀らしい。

このエルハズネ前には地元の少年たちがうじゃうじゃ居て、しつこく勧誘してきた。おそらくロバかなんかでの移動を勧めてたと思う。ペトラ遺跡にはエルハズネともう一つ、エド・ディル(修道院)という見所があるが、これが相当遠い。私も当初エドディル見たさに少年たちと話したが、群がる少年どうしで競合って要求金額が下がっていき、最終的に”もう無料でいい!”という奴が現れたので怪しすぎてやめた。移動中の車内でガイドが言ってた注意事項がこれかも。

エドディルも見たいという方は、エイラットからの日帰りツアーでは難しいと思います。個人手配で朝到着すれば行けるかなー

 

さてここから自由行動です。15:30までにビジターセンター集合。13時半に付いたので実質ペトラ観光は2時間です。地球の歩き方によると入口からエドディルまで片道2時間以上。そりゃ無理ですわ

適当にぶらつきます

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ロバがかわいい

絶妙な配置で居てくれますね

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ラクダもいました。めっちゃ嫌がってる・・・

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写真写りの天才

 

まだ時間があったので、展望へ行くことにした。この選択が間違いでした。

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この階段から果てし無く上へ。

登っても登ってもまだつかない・・・

これ以上登ると時間的にやばいというところで山頂の展望に到着。

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しかし期待していたほどの景色ではなかった・・・

 

早歩きで戻るが、15:20時点でビジターセンターのはるか手前、もはや自力では絶対間に合わなくなった。

近くにいた馬の兄ちゃんに乗せて!といって人生初の乗馬をすることに。まさか自分が乗ることになるとは・・・とにかく走り続けないと間に合わない。

この馬、基本的に兄ちゃんは歩いて手綱を引いて、馬もゆっくり歩くもんです。

が、急いでるから走って!とお願いすると、馬の腹を蹴って!と言われ、心痛みながら馬の腹を蹴る。

暴れる馬。暴れる馬の上で必死で踏ん張る私。びっくりしてこちらをみる観光客。

今年の2月にペトラ遺跡で走る暴れ馬にしがみついてるやつを見た方、それ私です・・・

 

15:30 ビジターセンター手前の入口に到着。当初5ドルと言ってたが、“走ったしチップ弾んでくれ、最低でも20ドルだ”とふっかけてきた兄ちゃんに8ドルを押し付けてダッシュでビジターセンターへ。

15:31 ビジターセンター。ツアーの人がいない・・・

血の気が引いたが、急いでゲートの外へ出ると・・・いた!!!

ガイドがバンの横からこっちだ!と言って走って来てくれた。助かった・・・

ガイドに連れられてバンへ戻ると、各国のみんなが拍手喝采でよく帰って来た!と迎えてくれた。遅くなってごめんなさいと言いながら泣きそうになる。

 

道中バン内でガイドが話の流れで、ツアー参加者各国の代表料理を順番に聞いていった

ガイド:アメリカの代表料理は?

アメリカ人:ビーフ!(と言ったと思う

ガイド:ドイツの代表料理は?

ドイツ人:ポテト!

ガイド:ロシアの代表料理は?

ロシア人:ビーフストロガノフ!(と言ったと思う

ガイド:日本の代表料理は?

ほぼ全員:スゥーシィィーーー!!!

 

日本以外はその国の人だけが答えていたのに、日本の時だけみんなハイテンションで答えてくれた

ぼっちツアー不安でしたが、参加してよかった。各国の人の優しさにしみじみ感謝・・・

寛大な優しさに触れ、馬の兄ちゃんに10ドルすら渡さなかったせこい自分に一瞬心痛む

 

16時前にレストラン到着。30分ほど食事をして、1泊ツアーのイスラエル人二人をホテルに送り、ワディラムへ。

トイレ休憩後、ショップに立ち寄り、ボーダー到着。

ヨルダンの出国はザルです。ゲートの男性係員はスマホでゲームしてました

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巨大なサイコロが転がってた

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WELCOME TO ISRAEL 側へ

まず建屋の中でパスポートチェックがあります。

前に並んでいた他のツアーメンバーはすいすいと通過していく。

私の番になり、バービー人形似の驚異的にかわいい女性係員にパスポートを手渡す。スタイルもいいしなんなら声までかわいい!ペトラ遺跡見たときよりテンション上がりました

油断してると本籍地のところを指差して、これ何?と聞かれた。

・・・本籍地ってなんでしたっけ

適当に“生まれたところ”と答えると、都市の名前なのね!と納得してもらえた。OSAKAを知らなかったのか・・・

その後、あなたの名前は?だけ聞かれ、私のパスポートを隣の中年男性係員に見せながら二人で何やら言っていたが、追加の質問なく通過。

バービー人形に後ろ髪引かれながら入国審査へ

 

こちらも他のツアーメンバーはさっさと済ませていきます

審査官、中年男性。真面目そう。

 

どこに泊まってるの?―サンアンドビュースイーツ

ヨルダンいつ行ったの?今朝?―はい

なんでイスラエル来たの?―エルサレム観光したかったから

もう行った?―うん

イスラエルは何回目?―初めて

この後どこいくの?―明日テルアビブ行って、その後日本帰る

いつ帰るの?―あさって

航空会社は?―キャセイパシフィック

日本では何してるの?―会社員

なんの会社?―〇〇(業界の名前)カンパニー

OK!―グッバイ

 

私だけ質問多くないですか・・・白人のみなさんもっと一瞬やったやん・・・

このボーダーを通る東洋人自体が少ない上に、一人なのがさらに怪しまれたんでしょうか・・・

その後さらにゲートでツンツン系女性係員にパスポートと滞在許可証を見せて、ようやく自由の身になれました。

ゲートの外で朝の遅刻ドライバーが待っていてくれた。

 

ホテルに帰ってビールを飲む!これはおいしい!

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濃い1日でした

 

4日目終了!