海外旅行 旅先での滞在費用を推定する方法:各国のCoca Cola価格を比較 01 ヨーロッパ編

海外旅行で初めて行く国の場合、気になるのはその国の物価です。と言うのも滞在費用がどの程度かかるのか気になるからです。その際、参考になるのがコカコーラの価格です。国によって消費税が大きく異なります。大抵、生活必需品には低税率が適用されますが、嗜好品には高めの消費税がかけられるのが普通です。コカコーラは嗜好品ですから税率が高い商品に分類されるため、ある国の物価を見積もるのに適しています。つまり、安く見積り過ぎないと言う意味で役に立ちます。

今回はヨーロッパ各国におけるコーラの価格を比較したデータをご紹介します。このデータは下記の地図下部に示されているように330ミリリットルのコーラ或いはペプシをレストランで頼んだ場合の価格を比較したものです。レストランはどの国でも税率が高めですから、滞在費用を見積もるのに適していると考えられます。

1. ヨーロッパ全体

地図の見方ですが、緑色の国が最も安く、赤茶色の国が高いと言うことを示します。黄色はこれらの中間に位置しています。一見して、北欧は高いと言うことが分かります。後はスイスも高めだと言うことが分かります。以下、ヨーロッパを地域別に具体的な数値で見ていきます。

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2. 西ヨーロッパ

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スイスが断トツで高いですね。何と451円です。何かの間違いじゃないかと思いますよね。以下、オーストリア(336円)、フランス(299円)、ベルギー(290円)、オランダ(283円)、ドイツ(277円)の順で安くなっていきますが、最低のドイツでも日本円換算で277円と言うのは驚きです。因みに本資料では日本のコーラ価格は134円とされていますので、451/134=3.36となり、最大で、日本の3.4倍のコストが掛かることが分かります。日本で自分が1日に幾ら使うかを考えてみて、その金額に3.4倍掛けると大凡の滞在費用の最低値が出ます。旅行で行くので、さらに乗り物、入場料、買い物などのコストを加える必要がありますが、一つの目安にはなります。

3. 東ヨーロッパ

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東ヨーロッパは全般的に安いです。最も高いのがスロバキア(165円)で、以下、チェコ(141円) 、ルーマニア(134円)、ポーランド(117円)、ハンガリー(115円)、ブルガリア(104円)、ロシア(89円)、ベラルーシ(81円)、ウクライナ(62円)の順に安くなり、最も安いのはウクライナです。ウクライナの場合、62/134=0.46となり日本の半分のコストということになります。実際一週間の滞在で2万円くらいしかかかりませんでしたので、日本では4万円くらい使った計算になります。

(日本の価格:134円)


4. 北ヨーロッパ

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ノルウエー(379円)が最も高く、以下、デンマーク(366円)、フィンランド(304円)、アイスランド(291円)、スウェーデン(230円)、アイルランド(211円)、エストニア(205円)、英国(181円)、リトアニア(161円)、ラトビア(119円)の順になっています。(日本の価格:134円)

5. 南ヨーロッパ

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イタリア(249円)が最高で、以下、スロベニア(247円)、クロアチア(231円)、マルタ(216円)、スペイン(208円)、モンテネグロ(206円)、ギリシャ(194円)、ポルトガル(155円)、ボスニア・へツェゴビナ(143円)、セルビア(137円)、マケドニア(132円)、アルバニア(124円)、コソボ(119円)となっており、日本よりも安いのはアルバニアコソボだけです。(日本の価格:134円)

まとめ

如何でしょうか?少しは参考になりそうでしょうか?物価の高い国ほど、当然、円高であればそれだけ滞在コストが下がりますので、物価の高い国に行くのは円高の時期を狙うのが良いかもしれません。

 

本データのソース: NUMBEO

"source Numbeo" (https://www.numbeo.com/cost-of-living/country_price_rankings?itemId=6&displayCurrency=JPY)

 

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