ウクライナ国際航空(UIA) PS752便の墜落事故 第11報 キエフ・ボリスピル空港ターミナルBで行われた犠牲者追悼イベント

2020年1月8日にウクライナ国際航空 Ukrainian International Airlines UIAのPS 752便(Boeing 737-800)がテヘラン近郊に墜落した事故に関する最新情報です

 

Radio Free Europeの報道の概要(2020年1月21日)

イランがウクライナ航空機の撃墜において2発のミサイルが発射されたことを確認

 

当局は墜落事故に関する2回目の報告書で本件を継続調査しており、「調査員は2機のTor-M1ミサイルが航空機に向けて発射されたことを確認した」と報告書は述べている。 Tor-M1は旧ソビエト連邦によって開発された短距離地対空ミサイルで、航空機または巡航ミサイルを攻撃対象として設計されています。

 

UNIANの報道の概要(2020年1月19日)

キエフのボリスピル空港で行われているUIA、PS752便の犠牲者追悼イベント

ウクライナの大統領他、高官が喪に服する式典に出席しました。

1月8日にイランで墜落したウクライナ国際航空(UIA)のPS752便の犠牲者を追悼するイベントがキエフのボリスピル空港のターミナルBで1月19日(日)に開催されました。

  • 下記の全ての写真の著作権ウクライナ・大統領府にあります。
  • the photogpraphs: copyright 2020 Ukraine president office

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UIAの墜落事故で死亡した11人のウクライナ人の遺体を乗せたIL-76航空機が1月19日午前11時頃(キエフ時間)に到着し、ウクライナ大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーと議会議長ドムトロ・ラズムコフ、首相オレクセイ・ホンチャルク等の政府のメンバー及び高官が滑走路に集まりました。

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遺体は軍用飛行場からターミナルBに車列で運ばれました。車列のルートに沿って集まった人々は死んだウクライナ人に最後の感謝の意を伝えました。

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その後、国家警備隊員は殺された人々の家族が別れを告げることが出来るようターミナルに遺体を移しました。大統領は献花をしました。彼はまた犠牲者の親族に声をかけ、哀悼の意を伝えました。人々が絶え間なく飛行機の墜落により死亡したウクライナ人のためにターミナルを訪れています。この哀悼イベントは1月19日の19:00(キエフ時間)まで続きます。 f:id:zeitrium-editor:20200122215544p:plain

上記の写真は恐らく機長のご家族だと思われます。ご家族は決して納得出来ない、誤射による悲惨な事故だと思います。お悔やみを申し上げます。このような事故が二度と起こらないようにして頂きたいものです。結局のところ、今回の事故はイランと米国の対立が原因です。両国には今回の事件を教訓として、民間機に対する誤射が二度と無いように十分な対策を行なって頂きたいと思います。

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