台湾旅行[67](2020年2月25日)日本人が台湾に無事入国できるか不安な方へ(1)

台湾旅行に行かれる方へ

台湾への旅行を計画、予定されている方で、日本人が台湾に入国できるか不安な方が居られると思います。結論から言うと入国出来ます。但し、入国時に「(入国健康声明書)」への記入と提出が義務化された点のみが異なります。以下、台灣衛生福利部疾病管理署がこれまでに発表している、日本人の台湾入国に関係する通達をご紹介しますので、参考にして下さい。 

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通達[1]

台湾から見て、日本が新型コロナウイルスに関してより感染が拡大しているという認識を持っていることを示しています。つまり、台湾人から見ると日本人は感染しているリスクが自分たちよりも高いと考えているということです。事実、台湾に於ける感染者は日本よりも少ない上、感染者も増加していません。

通達[2]

入国の際に記入する書類に関する注意事項が書かれていますので、台湾に行かれる方は一度読んでおかれると良いでしょう。

通達

通達[1] 日本、韓国旅行に対する疫病状況を第二級(警示:アラート)に引き上げ。旅行客は感染予防対策を強化する必要あり。 

中央流行疫情指揮センターは2月22日に、日本で確認されたCOVID-19(武漢肺炎)の確診病例の数が既に110に達し、14の都道府県に散在し、7人以上が当地方または当地方と疑われる地域で感染し、その多くは感染源が不明であると述べました。更に、既に地域社会と病院の人混みにおける感染が見られ、国の予防管理政策は予防から被害軽減に変わりました。(中略)

指揮センターは国際的な流行状況の変化を注意深く監視し、流行状況に応じて随時観光旅行の提案範囲を調整します。また、帰国する際に発熱、咳などの不快な症状がある場合は、主体的に空港と港の検疫担当者に通報し、さまざまな防疫措置に協力しなければなりません。帰国後14日以内に感染が疑われる症状が出た場合には、フリーダイヤル1922(或いは0800-001922)に電話し、マスクをして速やかに医師の診察を受けて下さい。その際、医師に旅行歴、職業、接触歴、周りの人に感染している可能性がないか(TOCC)を必ず医師に伝えてください。

訳注 TOCC:Travel, Occupation, Contact, Cluster

通達[2] 本日(2020年2月11日)から、全てのインバウンド旅行客は「入国健康声明書」に記入する必要があります

中央流行疫情指揮センターは本日(2月11日)、中国大陸及び他の26か国と地域で新型コロナウイルス肺炎の感染が確認されていることを受けて、その中で一部の国と地域では明らかな感染源のない地域における感染と爆発的な他国への群衆感染事件が起こっていると述べました。

国境検疫措置レベルを上げるため、本日から中国、香港、およびマカオ以外から入国するフライトの全ての乗客は漏れなく「入国健康声明書」に記入して提出する必要があり、この声明書には事実に基づき入国14日以内に中国、香港、マカオなどの感染地域へ旅行したか否か、及び健康状態を記入する必要があります。

健康状態に関して虚偽の記述、或いは記入の拒否・回避・妨害などの行為をした者は、法律により最高15万元の罰金が科されます。中国、香港、マカオからの入国では従来通り「入国健康声明在宅検疫通知書」に記入し、入国後14日間在宅検疫措置に協力するものとする。

(以下は上記の通達[1]の内容と同じです)

海外から入国する際、発熱、咳、その他の不快な症状がある場合、咳などの不快な症状がある場合は、主体的に空港と港の検疫担当者に通報し、さまざまな防疫措置に協力しなければなりません。帰国後14日以内に感染が疑われる症状が出た場合には、フリーダイヤル1922(或いは0800-001922)に電話し、マスクをして速やかに医師の診察を受けて下さい。その際、医師に旅行歴、職業、接触歴、周りの人に感染している可能性がないか(TOCC)を必ず医師に伝えてください。