台湾旅行[70](2020年2月29日) 観光客は台湾でマスクを購入出来ません 台湾におけるマスクの現状を伝える報道

 2020年2月29日に台湾のTVBSが台湾において薬局におけるマスクの販売業務で薬剤師が過労状態にあることを報じました。なお、台湾ではマスク不足のため、マスクを購入出来るのは台湾人のみで、観光で台湾を訪れた観光客は薬局に行ってもマスクは購入出来ませんので、予め、日本でマスクを準備して下さい。

報道内容

薬剤師がマスク配布開始から4週間で過労!ボランティアの薬学部生が薬局を手伝い。

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copyright 2020 Taiwan TVBS

薬局はマスク配布開始で多忙で、4週目に入り、多くの薬剤師は皆疲れています!少し前にはマスク配布を手伝った薬学系学生がいましたが、学校が間も無く始まろうとしている現在では代わりにボランティアが来て手伝っています。ボランティアは主に人を並ばせる作業を手伝っています。

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ボランティア:「さあ、入ってください。」マスクを配布する時間になると、ベストを着たボランティアが薬局の入り口に立って案内し、彼らは責任を持って人々をきちんと列に並ばせます。更に、薬学系学生も来てマスクを包む仕事を手伝っています。薬学系学生:「マスクは9時に配布されるので、マスクが配布される前、大体8時50分に来て準備します。マスクの配布には少なくとも1時間かかります。午後にはアルコールの配布があり午後4時か5時になり、夜になることもあります。」

大学4年生の薬学系学生は、学校が始まる前に薬局でマスクの配布などを手伝っています。インターネットで「薬局が忙しく、薬剤師がかなり疲れているので、商品の入荷・補充・収納・調剤以外に、現在は多くのマスクを販売する仕事で、毎日2時間かかっている為、その他の業務はこれらの業務以外の時間に行わなければならず超過勤務をしている」と書いた人もいます。

薬剤師公会・全連会のスポークスマンである黃彥儒(Huang Yanru):「薬学系学生の助けなしに、私たちは通常の人数ではマスクの配布を処理することはできません。多くの薬局では1人の薬剤師しか居ません。彼は以前、10時には閉店していたが、現在は10時に閉店した後も残ってマスクの包装をしている。私たちは現在、8時から8時30分には来て事前作業を行っています。」

2月18日に国軍を動員してマスクを包装を手伝うと言うニュースがありましたが、後に政策が急変し、マスク包装工場に人員を配置する場所がない為、この計画は取り消されました。キャンセルされ、薬局へ1日あたり800元の補助を行うことになったものの、これはまだ支払われていません。

黃彥儒:「(補助金)はまだ受け取っていませんが、我々は政府がお金を支払うと言ったことを信じています。何故なら、現在は防疫の特殊な時期だからです。我々は、この件に関しては全て政府の発表により判断するしかありません。お金は支払われると思いますが何時になるのかははっきりしません。」

伝染病の予防期間内に、短期間のうちに、政府がどのようにお金を支払うのか未だ分かりません。薬剤師は過労状態ですが、思いやりを持っています。この防疫戦が長引くのは心配ですが、薬剤師の過労問題も短時間で解決できない難題であると心配でしています。


source: news.tvbs.com.tw/life/1284596