台湾旅行[22] 台湾から日本へ郵便小包を送る際の注意点

以前、台北の書店をはしごして沢山の本を買ってしまった。沢山といっても10冊くらいだったと思う。ご存知のように本は非常に重いので、10冊もトランクに入れると機内持ち込みでも、預けても重量オーバーとなる。そこで、本を日本に送ってしまおうと考えた。

ホテルのフロントで近くに郵便局があるか聞いたところ、近くに中華郵政の郵便局があると教えてくれて、行き方を簡単な地図で描いてもらった。次に、包装紙、マジック、幅広の透明テープ、ハサミを買うため、文具店を探し出した。今ではどこで買ったのか思い出せない。文具店で【包紙】が欲しいと言ったら、綺麗なデザインの、なんか可愛い包装紙を出してきた。「いやいや、そうでなくて、郵便局から小包を送るんです。」と言うと、ちゃんとした茶色の如何にも小包用と言う感じの包装紙が出てきて一安心。一通り上記の物を全て確し、ホテルに戻って包装に取り掛かった。本のサイズはほぼどれも同じなので、綺麗に5冊づつ2列に積み上げて包装し、テープでぐるぐる巻きにして郵便局に向かった。

行った郵便局は小さめで、結構混んでいた。日本と同じく、伝票を記入するテーブルがあって、各種伝票がおいてある。国際航空便はやはり世界共通のEMSしかない。EMSの用紙を見つけて、書き始めた。宛名と名前に自分の住所と氏名をアルファベットで書いた。次に、送り人の住所、氏名の欄に自分の住所と名前を書き、内容物は敢えて税関対策で【二手書,used books】と中国語と英語で併記しておいた。本当は新書で、10万円以下のものは非課税なので、敢えて安く見せる必要もないのだが、以前海外から輸入したもので関税を払わないと渡せないと言われた経験から、無意識の内に安く見せる癖がついてしまった。

局員は40代?のおじさんで、私が書いた伝票を見て、この宛名は「貴方の住所と名前ですか?」と聞いてきた。「はい」と答えると、今度は「送り人の住所は宛先と同じですね。台湾の住所でないと送れません。そう言う決まりです。」と言われてしまった。「えー、そんなこと知らなかったなあ、困ったな、どうしよう」と思い、黙っていると、店員さんは「貴方は台湾に住んでいますか?」と聞いて来た。台湾に住んでいたら台湾の住所書いてるでしょと内心思ったが、「いいえ、私は旅行で台北に来ています」と答えた。すると、「いま宿泊しているホテルの住所分かりますか?」と聞いて来た。その頃には、周りの人の視線を感じ、振り返ると皆興味深そうにこっちを見ている。局員さんは「皆さん、こっちの窓口へ並んで下さい」と言っている。随分皆さんに迷惑をかけてしまったようだ。ホテルの住所を調べて、「ここです」と局員さんに見せると、「この住所を書いて下さい」と言う。最初からホテルの住所で良いと言えばいいのに。

次に、EMSは航空便だが、伝票も書き直さないといけないし、輸送費を考えて、船便はないのかなと思い、伝票類を見ていると船便と書いてある伝票を発見した。局員さんに「船便は有りますか?」と聞くと、「あー、船便は有りません、航空便だけです」と言う。使えない船便の伝票おいとくなよ。料金は3〜4000円かかったが、重たい荷物を持ち歩かなくて済んだし、荷物もスムーズに2〜3日で届いたので郵便を使って正解でした。

まとめ

台湾からEMSで荷物を送る場合には、「送り人」は名前は勿論自分の名前を書き、住所は宿泊しているホテルの住所を、電話番号は台湾で買ったSIMカードに記載の台湾の電話番号を書きましょう。SIMカードを買っていない場合は、ホテルの電話番号でも良いかもしれません。