☆コロナ禍の台湾引っ越し体験記(4) 居家検疫中の健康管理報告

こんにちは、めこです。

前回の記事までで、台湾へ入境し無事防疫ホテルまでたどり着きました。 

ここから14泊15日の居家検疫生活がスタートするわけです。

入境検疫システムでも警告された通り、この居家検疫中は外出は一切禁止され、違反した場合は高額の罰金が課されます。またホテルに着いたらすぐに部屋へ案内されてしまうので、必要なものは事前に購入するなど準備しておいたほうが良いですね。

さて、ひたすら部屋の中で時間を潰すしかない居家検疫ですが、忘れてはいけない義務が一つあります。それは、毎日の健康報告です。報告先はCDC(疾病管制暑)、および警察です。わたしのいる台中の場合は、台中警察ですね。

あらかじめ聞いていた情報では、健康報告についてはその土地の里長(「里」は「区」の一つ下の行政区画)から毎日電話がかかってくる、と聞いていたのですが、わたしの場合里長は一切出てきませんでした。いまは警察に交代したのかな??里長の負担半端ないですもんね。あと、桃園空港のCDCスタッフからは、「健康報告は朝と夕の1日2回行ってください」と言われましたが、実際は午前中の1回で済んでいます。

(警察への報告も合わせれば確かに1日2回やってますけども。。)

市によって対応が違う?のかよくわからないのですが、回数や報告時間は担当者からの電話で判断したほうがよさそうですね。

では、CDCと警察に分けて健康報告の流れを説明します。

(1) CDC

はじめに、入境検疫システムに登録した電話番号宛に、SMSでメッセージが届きます。中身は中国語なんですが、文面には中央感染症指揮センター(台湾の新型肺炎対策本部に相当)が提供する「疫止神通」というLINEアプリのリンクが貼られています。

※後述する警察への健康報告でもLINEを使ってますので、台湾はLINEをフル活用してるなぁという印象です。

LINEアカウントをお持ちでない方は、検疫中だけでも事前にインストールしておくことをお勧めします。LINEであれば、電話越しに英語や中国語で自分の健康状況を報告する、なんていう無理ゲーをせずにすみます。

疫止神通をLINEで開くと、下の画面が出ます。

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文中のリンク先はマニュアルです。中国語ですが、画像多めで説明してくれているのでわかりやすかったです。また、このあと中国語か英語を選択する文章が出てきます。以降は選択した言語で毎日LINEが送られてきます。続けて個人情報の取り扱いに関する事項が送られてきて、Acceptするかどうか聞かれるので、Acceptと返信して下さい。

次が個人情報入力画面です。

下のような文章が送られてきますので、「Fill arrival info」をタップしてください。


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国籍、パスポートNo.、入境した日付を入力し、間違いがなければSubmitします。認証に1.5時間ほどかかりますが、入境検疫システムと整合性が取れれば承認の連絡が送られてきます。 

ちなみに↑の写真で「Register another person」と書いてあるように、1つのLINEアカウントで複数人を登録できるようです。ご家族の場合は効率的ですよね。

ここまで行けば、登録は完了です。

疫止神通への健康報告は毎日昼12時までに送るように決められています。メニューバーの「Assesment」をタップすると、

・体温

・症状(咳、鼻水、下痢、嗅覚・味覚異常、倦怠感、四肢の脱力、呼吸困難)の有無

※当てはまるものがあればチェック

を入力する欄が出ます。シンプルな画面なので、わかりやすいと思います。また毎日朝10時にも朝の挨拶LINEが送られてくるので、それをリマインドにしてもいいですね。それからもう一つ、CDCからSMSにも毎朝10時にメッセージが届きます。

(LINEと補完的な位置づけだと思います。) 

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正常な体調なら1、熱、鼻水、咳、呼吸困難、味覚・嗅覚異常、下痢、全身・四肢の倦怠があれば2、その他の症状があれば3、を返信して下さいという内容です。

 

2020/7/6 追記

紙面での健康状況記録表の記入について忘れていました。

入境検疫システムから↓のような記録表をダウンロードすることができます。

 

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こちらについても毎日の記録が必要です。

中身はLINEで報告している内容とまったく同じなのですが、この先台湾を出境する際に提示を求められるらしいので、こちらも忘れずに記録していきましょう。

 

(2) 警察

さて次は警察担当者への報告についてです。

こちらは、まず最初に担当者から電話がかかってきます。わたしの場合はホテルにチェックイン後、わりとすぐ着信が来ました。担当者によると思いますが、わたしの担当者は基本的に英語で、カタコトなら日本語話せるかな?ぐらいでした。でもゆっくり喋ってくれるので、わりと聴きやすいと思います。

聞かれた内容は、

・氏名

・パスポートNo.

・ホテルの部屋番号

・LINEアカウント

でした。

LINEアカウントを英語で聞かれると思わなかったので、何回か聞き返してしまいましたね…。あとは、

・体温

・症状の有無

について、チェックアウト日まで毎朝8時にLINEで知らせてね、という説明を受けて電話は終了。 

CDCは昼12時まででオッケーだけど、こっちは8時か…、ということで、おかげさまで毎日早起きしております。こちらは疫止神通ほどしっかりしたシステムではなく、LINEで単にやりとりするだけです。わたしの担当者が気さくなのか台湾の警察が気さくなのか、確認したよという返信がわりとスタンプで返ってきます。笑

そんな感じで毎日これらの健康報告を行うことが義務なので、検疫中はぜひ忘れないようにご注意ください(o^^o)

次の記事では、ホテル隔離中の生活についてご紹介します。

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