海外旅行での忘れられない出来事(1):イギリス・中国編

今後、何回かに分けて海外旅行に行った際に経験したことで、何時迄も忘れずにいる出来事、思い出などを書いてみたいと思います。

誰でも、海外旅行に色々な思い出があると思いますが、私の場合、印象的な観光地、例えば、遺跡、歴史的建造物、風景、食事などで覚えているところも多いのは確かです。こういったものは写真とかビデオに残すことができるので、プリントした写真を引っ張り出してきて見たり、パソコンとかハードディスクの中を覗いてみれば多くの写真、ビデオが出てきて、当時のことを懐かしく思い出すことが出来ます。一方で、記憶は物として残せないので、書き残しておかないと忘れてしまうものも出てきます。

私も既に忘れてしまったことが多いですが、何時迄も忘れないことがあります。それは、失敗だったり、人と話したことが多いですが、実は共通点があることに気が付きます。それは、人と人の接触、コミュニケーションが関わっているということです。個人的には海外旅行で最も記憶に残りやすいのはこういった出来事ではないか思うようになりました。そして、こういった人間同士の交流が海外旅行の本当の楽しさではないかと思うようになりました。これが、こういった記事を書いてみようと思った理由です。

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北京で1月1日の夜に撮影したイルミネーション

イギリス編

ロンドン・ヒースロー空港の入国審査でどうせ何も聞かれないだろうと思って、早く終わらないかなと思いながら、へえーヒースローってこんな所なんだとよそ見していたら、突然何か聞かれました。聞いてなかったので、聞き返したら「明日、XXに行くんですか?」と聞いてきました。「はい」と答えて終了。やっぱり、よそ見はしない方がいいです。よそ見してなかったら何も聞かれなかったかも知れません。

ヒースロー空港で荷物とX線での身体検査後、何故かトレーに財布を置き忘れ、その場を離れて歩いていたら、イギリス人と思われる女性二人組に「財布忘れてますよ」と教えて貰って、直ぐに取りに戻って無事回収しました。無くなっていたら、本当に冗談で済まなかったです。親切な人ですよね。私も同じようなことを見かけたら、外国人でもちゃんと教えてあげようと思いました。

空港内の売店でメモ帳を買ったのですが、レジに持って行くと、レジの女性が「パア〜ク?」と聞いてきました。この時、何を行っているのか分からなかったので、取り敢えずYESと答えました。すると、袋に入れてくれたので、その時初めて「あー、Packということか。しかし、パックという発音でパの音が長すぎて、パークにしか聞こえ無いんだけど。イギリスでは皆こんな発音をするのかな?」と思った次第です。

  • 生まれて初めて、予備知識ゼロでロンドンの市バスに乗る

この時はガイドブックを持た無いで基礎知識もないままロンドンへ着きました。夕方に空港からタクシーでホテルに到着。到着後、ルームサービスでサンドイッチを注文して食べたあと、ピカデリーへ行こうと思い立ちました。そこで、フロントに降りていってホテルの人にバス停は無いですかと聞いたら、ホテルのすぐ前に有りますよと教えてくれました。ホテルを出ると、考える間も無く直ぐにバスが近づいてくるのが見えました。

バスに乗リ込んだのは良いですが、イギリスについて両替をしてからまだ数時間しか経っていなかったので、どの硬貨が幾らの硬貨かということさえ直ぐには分からない状態でした。更に、お金の払い方も分かりませんでした。そこで、運転手さんに「どうやって払うんですか?」と質問。すると、女性の運転手さんが「どこまで行くの?」と言うので、「最寄りの地下鉄駅まで」と回答。考えてみると、そのバスが地下鉄駅に行くかと言うことさえ考えていませんでした。勿論行こうとしている地下鉄が何という駅名かさえ知らなかったのです。

行き先を聞いた運転手さんが料金を教えてくれたんですが、硬貨の種類も把握していなかったので、手のひらに手持ちの硬貨を広げて見せると、運転手さんが必要分だけお金を取ってくれて無事支払いを完了しました。

空席が有ったので、席に座ってバスに揺られていると、隣の男性が、私と運転手さんの会話を聞いていたらしく「次のバス停ですよ」と教えてくれました。その男性にお礼を行って無事地下鉄駅に到着することが出来ました。

乗客の皆さん手間取って本当にすみませんでした。しかし、イギリス紳士だねえ!

中国編

  • 中国語を話せない私が北京市内で地下鉄駅の場所を尋ねる

北京国際空港からバスで北京駅に向かう途中、修行のためにちょっと途中下車してみようと思い、北京駅に着く前に降りてみました。降りたのは良いですが、当時はSIMフリー携帯とか無かったので携帯で場所を確認することも出来ませんでした。

そこで、見晴らしの良い横断歩道に登りましたが、丁度その辺に人が居たので、呼び止めて、メモ帳を取り出して地下鉄と書いて見せました(当時、中国語の簡体字はマスターしていたので【地铁站】と書けましたが、会話力は未だなかったのです)。すると、その人は私が外国人だと分かったようで、言葉ではなく、何回も大きなジェスチャーを繰り返して教えてくれました。

具体的にはその人は先ず、地下鉄駅のある方向を腕を伸ばして指で示しました。次に、両手でビルの形を表しました。つまり、先ず手の指先を合わせてビルの天辺を表し、次にビルの指先を離して、更に手を広げながら斜め下に離して下げて行ってビルの上の方の尖った形を表現し、その後、両手を真下に下げてビルの長細い形を表しました。それで、私は遠くに見えるあのビルだということがすぐに分かったのです。さて、その人は今度は、もう一度ビルを指差した後、指を下に向けて上下させました。私は直ぐに「あのビルの下のあたりに地下鉄駅がある」ということが理解できました。大したことでは無いのですが、随分時間が経った今でも、このことは鮮明に覚えています。

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